前の日記で、食塩摂取量と高血圧は、何の関係も見られないということと減塩、減塩と叫んでいる日本の医療は儲けのため高血圧の患者を増やしたいため塩悪者説に利用されているのではないかという話でした。 一般家庭に冷蔵庫がない一昔前、50年以上前は、今よりもっと塩を摂っていて今の10gの倍くらいの20gだったようです。 保存のためには大量の塩を使う必要がありました。毎食、塩気の多い漬物や佃煮、塩の吹いた鮭、味の濃い味噌汁で、それから比べると今は減塩食です。 それでも、この間、TVで日本の加工食品は塩分が多いと問題にしており、矢張り減塩が健康に良いという基調の番組だったように思いました。 これは欧米の塩摂取量が平均7〜8gにたいして日本は10gなので減塩すべきという考え方です。 昔から日本人は比較的沢山、塩分を摂っていたようです。逆説的には日本の平均寿命が長いのは、塩の摂取量に関係があるかもしれないのです。 また 最近の日本の若者は草食系と言われたり、青菜に塩の活気のない青年や鬱になったりする人が多いようですが、免疫学者の安保徹氏は、減塩のせいだと云っているようです。 鬱といえば「ノム、ウツ、カウ」という言葉がありますが、現代は、酒を飲む代わりに薬を飲む、博打を打つではなく、鬱になることであり、カウは女を買うでなく、墓を買うことだとどこかに書いてありました。(9/13 麻薬を買うを墓を買うに訂正) 減塩の弊害、塩分の不足は、循環不全・血圧低下・脱水症状・便秘・貧血。浮腫みなどの不調が起こり健康を害し、病気を招く、塩は生きていくうえで絶対に必要不可欠で塩の代わりをできる食品は存在しない。 砂糖や酢は他で代用できるが塩は他のもので補給できないので、塩の不足は致命傷 ?である。敵に塩を贈るという言葉がありましたが、大変重要な食品です。 「日本人には塩が足りない(村上謙顕 著)」という本が、少し前出て有名になったようですが、私は読んでおりません。 これを読まれた人の要約を参考に書き進めます。 其れによりますと塩分摂取で血圧は上がらないが、食塩・精製塩と云われる塩化ナトリュームだけの塩は、血液のミネラルバランスが崩れ血行が悪くなり、体の隅々まで血液を届けようとすることで血圧が上がることになります。 一方、本物の塩は、血行を良くし、新陳代謝を良くし、様々な体の働きを良くしますので血圧をあげるどころか、血液をさらさらにします。大事なのは「ミネラルバランス」が鍵を握っているようです。 ・人間には何故、塩が必要なのか 「塩=海の成分そのもの」であり そして、「人間の体=海が含まれる」 だから 「人間=塩が必要」 となります。 塩は海水を凝縮して作りますが、「人間の体=海が含まれる」というのはどういうことかというと、 ・@血液の塩分濃度は海水のそれとほぼ同じであるということ。 ・A生き物をつくる元素と海水が含む元素が極似しているということ。 ・B赤ちゃんが280日を過ごす羊水のミネラルバランスが海水と似ているということ。 生き物はみな海から進化した云われてますが、それは過去のことではなく、今もわたしたちの体にはその海が存在しているのです。 わたしたちの体が海の同じミネラルで構成されているのなら、それらのミネラルなしで健康に生きていけるはずはないというのが、人間には何故、塩が必要なのか の答えです、 |