骨盤は人間の姿勢・動作の中心だ!No1 sohta 太田しげ弘
◆骨盤は人間の姿勢・動作の中心だ!
#1 骨盤とは
はじめに !
健康は万人が望み、誰でも関心があることですが、臍は人間の中心で、食べること、寝ること、運動することが
健康の三大要素と思いますが、その中で食べることは、消化・吸収・排泄することです。
その食はお臍の中、「腸」で行われます。
このお臍=腸に焦点をあてて考えてみましたら、サンフォード・ベネットに行きつきました。
今度はその裏側というか、その奥にある骨盤を中心とした話です。
骨盤は人間の姿勢・動作、運動、全ての活動の中心です。
★ 骨盤の位置
先ず骨盤とは何所の部分か説明しますと頭の上から下へ辿りますと【頭蓋骨】その下が
【頸椎】(7本)で【胸椎】(12本)へと続きますが、その下の【腰椎】(5本)
の下から始まるのが【骨盤】です。
骨盤は、逆三角形の【仙骨】(椎)とその仙骨の左右の両側にある【腸骨】と、仙骨の下に
ある【尾骨】(尾てい;骨)と、左右の腸骨を下で繋いでいる【恥骨】と【坐骨】までの部分を骨盤と云います。
言葉では分かり難いのですが図解では写真1のとおりです。
腰痛や腰部の問題はこの骨盤と腰椎に原因がありますが、人間の姿勢や動作はこの骨盤を中心に行われます。
夢は夜開くと云われますが骨盤も夜開くようです。昼間の緊張時は骨盤も閉まっています。
仙骨の左右にある腸骨には【股関節】があり大腿骨へ、更に【膝関節】へと繋がっています。
そして股関節と膝関節は可動関節ですが、骨盤の仙骨と腸骨の繋がり部分も【仙腸関節】と呼ばれ、
これは前後左右に数ミリ動く半可動の状態だそうです。
この仙腸関節がロックして固定してしまうと腰痛の原因になるようです。
。
★ ヒトの二足歩行の影響?
ヒトが二足歩行で重い頭を上にして支えて、重力を分散している人体の仕組みとして
脊柱のS字カーブがあります。
頸椎は少し前弯で、胸椎は(後弯)して、そして腰椎が再び(前弯)するS字で、
しなって重力を支えています。
この弯曲が丁度良い塩梅なら問題がないのですが、過ぎたるは及ばざるが如しで大きすぎても
小さすぎても支障が生じます。
胸椎の後弯が大き過ぎるのが所謂、【猫背】で、腰椎の前弯が過大なのが【反り腰】だそうです。
そしてこの脊柱のS字カーブの下にあるのが骨盤です。骨盤の中心は仙骨です。
仙骨は人の背骨(脊椎)を支える土台になっていて、人体のほぼ中心に位置しています。
さらに、仙骨は骨盤後側の真ん中にあり、人が動くときの中心として機能します。
尾骨はタダあるだけかと思っておりましたが、座るときの姿勢を支えたり、立って動くときの姿勢を正したり、
運動を安定させてりする役割を持つようです。
仙骨と尾骨は、脊椎を正しく保ち、姿勢や運動の要になる所で骨盤の中心です。
それ故に骨盤の適正な位置と姿勢と動作が、腰痛対策や日常の体の動かし方、運動やトレーニング、
スポーツの鍛錬まで全てのヒトの活動に重要なのであります。
●「註」。
NEXT_ ★腰の適度な凹み(ヘコミ)が全ての姿勢の基本! #2